マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。 三菱商事が、米エネルギー投資・開発会社のエーソン・エナジー・マネジメントを約80億ドル(約1兆1500億円)で買収する方向で協議に入っていることが分かった。複数の関係者が明らかにした。取引は今後数カ月以内に発表される可能性があるという。実現すれば、11年に英資源大手アングロ・アメリカンから買収したチリ銅鉱山部門の53億9000万ドルを超え、三菱商にとって過去最大の買収となる。エーソンは、テキサス州東部とルイジアナ州北部にまたがるヘインズビル・シェール盆地で天然ガス開発を行っている。 トランプ米大統領は、イランがイスラエルとの緊張緩和について話し合いを望んでいると述べた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はこれより先、イランがイスラエルとの敵対行為を緩和したい意向を示しており、米国がイスラエルの軍事行動に加わらない限り、米国との核協議を再開する用意があると報道。トランプ氏は報道について聞かれ「彼らは話をしたがっているようだが、もっと早くそうするべきだった」と指摘。「双方にとって痛みを伴う状況だが、イランがこの戦争に勝っているとは言えない」とし、米国が軍事的関与を拡大するかとの質問に対してはコメントを控えた。 米国は、イスラエルとイランに紛争の緩和を促す内容を盛り込んだ主要7カ国(G7)共同声明案への支持を拒んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。トランプ氏はむしろ、イランに核兵器保有を断念させるよう圧力を維持したい意向だという。ブルームバーグ・ニュースが確認した声明草案では、イランは地域における不安定化の主因と位置づけられており、同国が核兵器を保有してはならないと明記されている。 アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、米国でプラチナカードの刷新を年内に予定していると明らかにした。カード刷新としては「過去最大の投資」になるという。発表文では「旅行やダイニング、ライフスタイルにおける特典の内容だけでなく、カードの外観や質感も一新し、新たなレベルへと引き上げる」と説明した。同社によれば、今回の刷新は米国の個人およびビジネス向けプラチナカードの両方が対象となる。ただ、具体的な変更内容については明らかにしていない。 トランプ米大統領の一族が運営するトランプ・オーガニゼーションは、携帯電話サービス「トランプ・モバイル」を立ち上げる。既存の通信ネットワークと「米国製」の端末機器を活用する方針だという。息子のエリック、トランプ・ジュニア両氏が発表した。通信サービスは米大手3社のインフラを活用。金色のスマートフォン「T1」の価格は499ドルに設定されている。月額料金プランには遠隔医療サポートや端末保護サービスなどが含まれる。100カ国超を対象とした国際通話のかけ放題サービスが提供されるほか、米国内に250席規模のカスタマーサービスセンターが設置される予定だ。 もはやドル望まない、他通貨での貿易決済希望が増加-米銀幹部が証言 NY連銀製造業景況指数、6月は一段と縮小-見通しは大幅改善 (1) オリコ社長、アジア自動車ローン事業立て直し-構造改革後に次の一手 |